幸武館ご案内
所在地: 埼玉県入間市根岸324-2
幸武館について
当幸武館は、昭和7年根岸農家組合(当時組合員22名、中島幸太郎組合長の共同稚蚕飼育所として建築されたもので、後に組合員の共同精神により、共同施設として精穀所・倉庫・製茶所を完備させ、関係方面より多くの表彰を受け、根岸農家組合は、名実共に日本一の農家組合に発展した。
その後、農業経営の変革により、特産の狭山茶に移行、当所も青梅製紙工場に貸与、当地方の養蚕業に長く貢献してきた。
その後養蚕は次第に減少したため、昭和46年に返還され、地主中島正吉氏に所有権移転をした。
金子地区に於いては、公民館活動として昭和38年剣道同好会が、更に昭和46年に居合道同好会が結成され、講師に盛屋次郎氏、中村敏三氏、小林富夫氏らの指導を授かり、武道が盛んとなったことで道場建設希望が高まり、この時中島正吉氏はこの施設の利用を申し出られ、多額の改造費を提供され、更に会員の労働奉仕、備品の寄付等会員一同の協力により立派な道場となった。
その後、昭和48年には合気道部が創立された。
よって、館の名称を当時組合長であった「中島幸太郎」氏の「幸」を取り「幸武館」とし、武道を通じ、心身の鍛練・技術の錬磨に精進する道場となり、現在、剣道・居合道・合気道・吟道の四道が共に発展している。